治療は続けているけれど、なんだかスッキリしない…
心療内科や精神科に通って、お薬をもらったり、先生と話したりしている。
治療は続けているはずなのに、なんだか気分が晴れない、漠然とした不安が消えない…。
そんな風に感じている方はいませんか?
医療機関での治療はとても大切ですが、それだけではカバーしきれない心の側面があるのかもしれません。
この記事では、通院を続けながらも辛さを感じている時に、「話す」という行為が持つ価値について考えていきます。
なぜ通院していても、つらさが続くことがあるの?
病院での治療は心強いものですが、それでも辛さが残るのには、いくつかの理由が考えられます。
- 診察時間の限界
多くの医療機関では、一人ひとりの患者さんにかけられる診察時間が限られています。
そのため、本当に話したいこと、深い悩みを十分に伝えきれない、と感じることがあるかもしれません。 - 薬の効果と副作用
お薬は症状を和らげる助けになりますが、効果の出方には個人差があります。
また、副作用によって別の辛さが出てくることもあります。 - 生活環境や人間関係の問題
病気の背景にある、日常生活でのストレス、家庭や職場での人間関係の問題などは、診察だけでは解決が難しい場合があります。 - 「話す」こと自体の不足
自分の気持ちや考えを言葉にして誰かに聞いてもらう、というプロセス自体が、心の整理や安定に必要な場合がありますが、診察ではその時間が十分に取れないことも。
「話す」ことの持つ力とは?
では、医師との診察とは別に、「話す」ことにはどのような力があるのでしょうか。
1. 感情の解放(カタルシス効果)
心の中に溜め込んだ感情や言葉は、時に自分自身を苦しめます。
安心して話せる場所で、じっくりと誰かに話を聞いてもらうことで、初めて本当の意味で感情を外に出し、気持ちがスッキリと軽くなることがあります。
抑え込んだ感情は、回復の妨げになることも。
涙を流すことも、前に進むための大切な感情の解放です。
2. 思考の整理
頭の中でぐるぐると同じことを考えていても、なかなか答えは見つからないものです。
言葉にして話す、特に、しっかりと耳を傾けてくれる相手に聞いてもらう中で、混乱していた思考が自然と整理されていくことがあります。
「自分はこんな風に感じていたんだ」「本当はこうしたいのかもしれない」といった自己理解が深まることで、問題解決への道筋が見えてくるのです。
3. 新たな視点の発見
一人で悩み続けていると、どうしても考えが堂々巡りになり、視野が狭くなりがちです。
そんな時、客観的な視点を持つ相手に話を聞いてもらうことで、自分だけでは思いつかなかった新しい考え方や、問題解決の糸口が見えてくることがあります。
それは、直接的な「アドバイス」とは限りません。
対話を通じて、あなたの中から自然に「あ、そうか」という「気づき」が生まれる、そのお手伝いができるのが、専門的な対話の場なのです。
4. 孤独感の軽減
病気や悩みを抱えていると、「この辛さは誰にも分からない」と孤独を感じてしまうことがあります。
たとえ家族や友人がいても、心配をかけたくなかったり、理解してもらえないと感じたりすることもあるでしょう。
安心して話せる場で、自分の辛い気持ちを誰かが真剣に「分かろうとしてくれた」「受け止めてくれた」と感じる体験は、その孤独感を和らげ、「一人じゃないんだ」という強い安心感を与えてくれます。
5. 対処能力(コーピングスキル)の向上
誰かとの対話を通じて、現在抱えているストレスや困難な感情、あるいは具体的な問題状況に対して、どのように向き合い、乗り越えていくか、そのための具体的な方法(コーピングスキル)を学び、身につけていくことができます。
自分一人では思いつかなかったり、うまくできなかったりした対処法を、信頼できる相手と一緒に考えていくようなイメージです。
専門的な知識を持つ相手との対話では、より効果的に対処法を学ぶこともできます。
これにより、日常生活での困難に対処する力が向上します。
医師以外に話せる場所の選択肢
主治医の先生以外に、安心して自分の気持ちを話せる場所には、どんな選択肢があるでしょうか。
信頼できる友人や家族
身近な人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることもあります。
ただし、相手に負担をかけすぎない配慮や、専門的なアドバイスは期待しすぎないことも大切です。
自助グループ/当事者会
同じような悩みや経験を持つ人たちが集まり、お互いの体験を共有し、支え合う場です。
共感を得られたり、仲間ができたりすることがあります。
カウンセリング/心理相談
専門的な知識を持ったカウンセラーが、秘密を守りながらじっくりと話を聞き、心の整理や問題解決をサポートしてくれます。
「駆け込み寺.online」のようなオンラインサービスなら、自宅から気軽に利用できます。
治療と「話す」こと、両方を大切に
通院して治療を続けていても、心の辛さが続くことはあります。
そんな時は、医療での治療を続けながら、それとは別に「話す」ための時間や場所を持つことを考えてみてはどうでしょうか。
話すことで気持ちが整理されたり、新たな気づきがあったり、心が軽くなったりすることがきっとあるはずです。
あなたに合った「話せる場所」が見つかることを願っています。
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